第25話
「じゃあ山部さん、留姫空ちゃんまたね。。九瑠璃も挨拶して!」山部さんは笑っている。
「あー。。えーっと、、良い週末をお過ごしください」
「よそよそしいわね。。」結衣がリラックスした様で九瑠璃に突っ込む。
「じゃあ、、しっかり休んで、週明け遅刻しない様に気をつけてね」
「九瑠璃と同じにしないで!皆んなは違うのよ」
「うーん。。。」
「九瑠璃が考えてもろくなこと言わないからもういい!帰るわよ」
「待ってよー!!留姫空ちゃん、山部さんまたねー」留姫空と山部は最初からそれで良かったのにと目を合わせて笑っていた。
「九瑠璃早く!少しは急いで!」
「分かってるよー。ご飯作るの私だよー」
「何の言い分なのよ!できるだけ規則正しくしないと、九瑠璃は直ぐ怠けるから、付き合わざるおえないこっちの状況を考えて欲しいわね」
「結衣もやりたい様にやれば良いのに、、休みだよ?」
「休みなのよ!九瑠璃と一緒に休みなのよ!」
「なんか怒ってるね。ご飯のリクエストしてみる?」
「もう良いのよ。九瑠璃の好きな物になるに決まってます」
「バランスを考えてそうなってる可能性もあるよ?」
「そうなんだー。九瑠璃は満足してるけど、結衣の舌は難しいなぁ」
結衣は九瑠璃にわかる様にため息をつき、小さく深呼吸をする。
「タマネギ禁止とか言わないでよ!」
「言って変わるなら言ってます!」
「じゃあ今日はリクエスト通り作るよ?何が食べたいの?」
「変な事でヒートアップしちゃったわね。。寒いけどアイス買って帰ろうか。クールダウンしたい」
留姫空ちゃんの心が今は不安定だろうから寄り添ってあげたいのに九瑠璃が居たら、彼女が主役になってしまう。同じ思いは私と留姫空ちゃんは持っていないだろう。でも私は彼女の為になる様に居たい。。
「アイスだけ買って先帰ってなよ。結衣ちょっとおかしい」
「ごめん。。留姫空ちゃんの事考えたら心配でね」
「そうだよね。お姉ちゃんだもん。」
「九瑠璃ありがとう。先帰ってる。公園で休んでから帰る」コンビニでアイスを手早く購入し足早にアパートに、、いやここはまず公園に向かう。
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