対話
第24話
「山部さんどう思いますか?」結衣は駅まで車で送ってもらい少し間を置いて問いかける。
「動くなら信じるしか無い。廻子が政治家として何か知っているか聞いてみないとな。黄色い空は気になる所だ。あの日俺たちは見ているからな」
「二硫化炭素なら臭いがあるはずですし、近日中に報道が出る可能性が高いですね」
「まぁそもそも俺達がどうにかしなきゃいけない域を超えてるのは確かだよ。前回は廻子や結衣ちゃん九瑠璃ちゃんの事を考えた結果やっただけだし、、」
「九瑠璃はワクワクしています。怪獣とか出てくるかな?」
「怪獣ならウチの母さんじゃない?」
「結衣のお母さんが怪獣かぁ!それは物語としてどうなのよ?」
「勝手に物語始めないで。。留姫空ちゃんはホントにお父さんだと思った?」
「父な気はしました。母さんが兵器になるのは嫌です!後シルバーリングが黒くなっちゃいました」
「それは確かにねー。でも実態が掴めないし御影側は情報を出し渋ってた印象があるのよねー。シルバーリングの硫化かぁ。。歯磨き粉とかでも落ちるみたいよ」
「それは留姫空も感じました。山部さんが切り込んでくれたので突っ立ってましたが、、硫化ですか、、父さん達が硫化させるなら、黄色の空に関わってそうですね」
「まぁ僕が年長者だし男だからね。どうするかは結城ご夫妻と皆んなで相談して決めよう。アイツら忙しいだろうから時間かかるかもしれないけどね。会うのは難しいだろうからTV電話のつもりでいてね。黄色の空ねーあいつらにも話しとくよ」
「わかりました。留姫空ちゃん今日の事教えてくれてありがとう。困った時もちゃんと言ってね」
「結衣ちゃん!そんな、、勿論です。結衣ちゃんのお父さんは、、??」
「あの人じゃないよ。私は写真持ってるから今度見せてあげる」
「そっか。何か九瑠璃ちゃん的にいうと私達面白いね」
「そうかも。。」
「それどういう意味よ!九瑠璃はフツーなんですけど!」
「はいはい。帰るわよ」
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