第22話

「今ある状態を保てば良い。大抵の人間はこの先も安泰だと思っている。。だがクロノスが仕掛けた事が実感を得てきている。太平洋側の海面温度が上がっているのは聞いているだろう?その実態はおそらくムー大陸の再興にあるだろう。信じられないだろうが、おそらく日本と陸続きになるだろう。これを想定して国土と権威を上げる為にもそれに寄与している関係団体があるらしい。そこを根城にしていたのが邪馬台国時代の黄色人種。つまり日本人とマントルの中で今存在している母さん達と私達だ。その存在が明らかではないのは私達観察者、人間、さらに母さん達はかつて同じ民族で、知恵の中、生物を支配していく人として大っぴらにしない事で生き物の均衡を保ちやすくしようとした。それを今の政治面に置いて、また日本を列強国にする為に動く者が出てきた。我々観察者の中には人間の利権の中に力を貸そうとする者もいるらしい。だから私達は君達に賭けようと思う。今母さん側を取り纏められるのは君達が一番だと思ったからだ。。」

「という事は結衣ちゃん達の母さん側にも既に触手は伸びていると?」

「その可能性が高い。降霊術が行われている可能性もある。それが外国の政治家なら日本を巻き込む形で戦争になりかねない。。。マントルの研究を行う上でも大きな成果を得る事になるだろう。

何より日本人の人権も心配だ。検査を常に強要される可能性もある。」

「凄く大きな話だが、結衣ちゃん達のお母さん側にあって何をすれば良い?そこがはっきりしない。想定の中で生きるのは簡単だ。君達のハッタリという事も考えられる」山部さんは冷静に言葉を振り下ろす。

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