第6話

まだ時間早いよな?とか思いながらも歩く俺も、恋に取り憑かれた一人だな?





ふっと緩めた口元。





そんな俺に周囲の女は色めき立つ。





胸元を開けて、体のラインを強調して、誘うような瞳を向けてくる女達。






悪いけど、そんなセックスアピールされてもなんと思わねぇわ。





前の俺なら、すぐに摘まみ食いしてただろうけどな?





馬鹿だけど、手に入らねぇ女を欲してる。





正直、苦しいけど、姫に出会う前よりは楽しいと思えてる。






人を純粋に思うことの大切さを知ったからかも知れねぇな?






今の自分は、結構好きだったりする。

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