第49話
物凄い熱量にあたし達はその場から離れる。
その瞬間、辺り一帯業火に包まれた。
でも不思議なことに木や、花などは燃えない。
不思議炎だ!!
そして
~♪~♪~♪
戦闘終了の音楽が鳴り響いた。
おおお、凄い。
一撃!!
カッコ良くポーズをとる王子。
いやいやいや、ちみ逃げてただけだよね??
や、しかしあたしをずっと庇ってくれてたもんね……。
まぁいい……
~♪~♪~♪
また新たな音楽。
それはっっ
「おおおおおーーーーーっ!!」
「おー」
やったぁああああっっ!!
LEVEL2になったーー!!
「おめでとさん」
「ありがとー!!」
王子とハイタッチ!!
「何、何ー??」
「なんかあったかー??」
ここでようやく王子の護衛二人が別々のテントから出てきた。
護衛二人が。
大事なことなので二回言ってやったわ。
もちろんゾイドは出て来ない。
うん、うん。
君はいいよ、しっかり寝てくれたまへ。
「お前らなー」
「なんだ?なんだ?」
「どうして火が消えてるの??危ないじゃない」
それは王子のせいですよ、はい。
コーヒーをね、噴きましてね。
それよりも
『ねぇっ、ねぇっ、見てくれたー??』
この巨大化した奴はである。
…………
………
……
…
サラマンダーやないかっ!!
まごうことなき、サラマンダーやないかっ!!
「あちっ!あちっ!あちっ!」
熱いーーーっ!!
『僕すご』
「すごかったーっ!!ので、スモールにっスモールにぃっ」
さっきの小ささに戻ってくれっ!!
熱いんじゃーいっ!!
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