第38話

って、あたしの頭で考えてもさっぱりだわっ。



うんっ。




「まっ、とりあえず新しくやってみるべ!!」




せいやっとあたしはNewGameの所でボタンを押した。



力いっぱい押したった。




がっ




「お?」




ポチ。




「ん?」




ポチ!!




「ぬぉーーーーーーっ!!」




ポチポチポチポチーーーッ!!




「なぁーんでやねー……」



「うるさいっ!!」




バチーンッ!!




「アウチッ!!」




ちょっと奥さん見ました!?



あたくし、下敷きでおもいっきり、ほっぺを叩かれましたけど!?



静電気が起こり、髪の毛が怒髪天になっておりますけど!?




「あたしのゲームの邪魔をする奴は誰だろうが叩く!!」




目がマジだ。


奴の目はマジだ。




「だぁってさぁ、動かんのんだもんっ。ゲームが出来んのんだもんっ。NewGameが出来んのんだもーーん!!」




なんで!?


雷で壊れた!?



いやいや、さっきまで普通に起動しとったやん!!




でぇーー!?



高いんぞーっPS4!!




「……多分だけど、あんたが居ないからじゃない?」



「……ん?」




あたし??




「もうあんたはゲームの中に組み込まれてるんでしょ」



「ぬん??」





イオリ氏、何を言ってるんだね?



????




「あんたももう立派なファイナル・クエスト10.5のキャラクターってこと」
















「どぇいっ!!??」




なんですとー!?

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