第34話

「フィルさん!!さっきみたいに背中に乗せ……」





ウィンディーラッ!!





「にぎゃぁああああああああああああああああっ!?」




必殺技を繰り出されたんですけどーーーーーー!?



あたしの体は軽々と宙を舞った。




高々と舞った。




『何故我はこんな小娘の召喚に応じてしまったのか……』



「ちょっ、フィルさぁーーーーーーんっっ助けてー!!」



「オーライ!!オーライ!!」



「いつでも落ちてきていいぞ!マツリ!」



「なるべくなら落ちないで下さいっ!!」




ごるぁっ!メガネ!!



落ちないで下さいとは、どーゆうことだ!?



空中で止まれと!?














出来るかっ!!




どうやら男3人が受け止めてくれるらしい。



ありがたや、ありがたや。



これがチームワー……





「この子、召喚士の力があるんじゃない??」



「!!??」




なんと!?




「「「え!?」」」




一瞬だった。


一瞬、男達の意識がリリ嬢へ。




その瞬間














ゴシャッッ!!




あたし落ちたよね。



地面に叩きつけられたよね




「「「「『…………………………』」」」」



「「「マツリーーーーーッ!!さんっ!!」」」








……ごの"恨み"晴"ら"ざずに"お"ぐべぎがぁ"ぁ"ぁ"。





ガックリ。

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