第8話
しばらくして、出てきた男の情報は、吐き気がするほど最悪なものだった。
暴行、レイプ、……薬物。
画面に現れた、ホストのような風貌の男を見ながら、その男の情報を読む。
「……最低な奴ね」
『それじゃあ、協力してくれるのか?』
「いいよ。どうする?」
男の情報を記録して、素早くパソコンを閉じ、この後の予定をシュウに問いかけた。
『じゃあ、今から30分後にいつもんとこで』
2人がいつも使っている繁華街の中にあるファーストフードの店を待ち合わせ場所に決めて、電話を切った。
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