1GAME―『shadow』―
ボランティア
第3話
学校が終わり、校門を出ると、いつものように繁華街の外れにあるカフェに足を向けた。
季節は秋と冬の真ん中の11月。
ときより強く吹く冷たい風邪に首を竦めながら、散った落ち葉の中を、徒歩で25分かかるカフェまで早足で歩いた。
そのカフェは、最近よく見かけるチェーン店で、あまり客がいないという利点があり、静かに時間を過ごしたいあたしには、ありがたい場所だ。
高校3年の11月。
就職先を決まったあたしにとって、自由な時間は沢山ある。
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