第5話
………そこまでしか覚えてない。
ザァと鳥肌が立った。
男を家に連れ込んで、まったく覚えてないなんて……
社会人二年目の二十歳になって自分は何をやってるんだろう。
馬鹿だ……って言うより信じられない。
見知らぬ男を連れ込んだことも、その彼がこんなに格好いいってことも。
だって私は――
「アンタ、そんな地味ぃな格好して男を連れ込むなんて、やるな」
低い声で言われて、恥ずかしさに顔が赤くなった。
「その眼鏡といい、真面目ちゃんだろ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます