第47話

しばらく話し、ナナの体から警戒心が消えて、アルコールがまわってきたころ、拓真は口説き始めた。




「この後、よかったらホテルで飲み直さないか?」




この時にはナナの外見だけではなく中身にも興味をそそられていた。




言いながら膝に乗せてあった小さな手に自分の手を被せた。




最初は驚いたようだったが、優しく撫でると気持ちよさそうに目を潤ませ幸せそうな表情をした。




「…いいわ」




嫌がられるかもしれなかったが、正直に気持ちを言う。




「俺が欲しいのは、恋人じゃなくて、sexだけだがそれでもいいか?」

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