第5話

「あれでしょ?能力者の殺人事件」




『そうそれ。なんなのよあれ。気味が悪すぎる』




七瀬もまったく同じように思っていたのでその言葉に無言で合意する。




『殺された子は私達の2コ先輩のレベルAだって。

……ねぇ、レベルAを殺せるなんて、いったい誰だと思う?』




能力者にはレベルがあって、最高のSからAと 続きEまである。




Sは特級能力者とも呼ばれ、能力者の中でも桁違いの力を持つ希少な存在。




単純に考えて、レベルAを殺したり出来るのは、それより強いSの能力者ということになる。

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