雨。
第17話
「じゃあ、また明日ねっ」
「ばいばーいっ」
『ばいばい。』
放課後
バス停で七美たちと別れて
私は少しして来たバスに乗り込む
『…』
バスに揺られている時間が好き
何も考えなくていい
何も感じずに
ただ、このままどこか遠くへ行けるような…
『…雨、降りそう。』
空には灰色の雲がかかり
段々と薄暗くなっていた
バスを降りて家に向かう帰り道
あの公園のベンチで
『…』
弘人を見つけた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます