第64話

その時、少し離れた位置から笑い声が聞こえてきた。




見ると、金髪の友達らしい2人がお腹を抱えて爆笑している。




何なの?




「覚えてない?前にもここで会ったんだけど…」




金髪の言葉に周りを見渡す。そこはバイト先と亮太兄のマンションの間にあるコンビニの前だった。




…ますますわからない。




首を傾げたあたしに、金髪は口を開いた。




「前にもここでお姉さんに話しかけたんだけど…」




話しかけた…?

それってもしかして

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