第25話

「お前は小さくなった…。やっぱり身長は伸びなかったな」




「小さくはなってないし!」




祐樹の手をつねる。

そんなあたしに祐樹が意地悪そうにニヤリと笑った。




「まあ、いいじゃねぇか。ほかの場所は成長したようだし…」




祐樹の視線が胸に向くのを感じて、シーツと手で隠しながらも祐樹を睨みつけた。




「いっちょまえに入れ墨なんて入れやがって。その顔で入れ墨とかおかしいだろ…」




ブツブツと小言が続きそうな予感にウンザリして、シーツを体に巻いてベッドを降りた。

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