第24話
「やっぱり…身長伸びたよね…」
昔も長身だったけど、再会したとき少し祐樹が大きくなった気がしてた。
ヤグザになって増したその威圧感のせいかと思ってたけど…
さっきはねのけた祐樹の手を今度はあたしから掴んで手のひらを合わせた。
「…大きい…」
あたしの指より2㎝ぐらいはみ出す手。
「相変わらず小せぇ手だな…」
祐樹の手の中で余計に小さく見えるあたしの手に、祐樹が愛おしむようにキスしながらあたしに視線を向けた。
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