第18話

「ちょ…っ、んん…っ」




祐樹の背中をバシバシ叩く。

それすら気づいてないかのようにどんどん熱を帯びるキスにさすがに焦ってきた頃、満足した祐樹がやっと唇を離した。




顔を離しあたしの顔を見つめた祐樹は、濡れて光る唇をペロリと舐めた。




色っぽい仕草と、その目に映る熱い眼差しにゾクゾクする。




祐樹の存在にドキドキしなくなる日は一生こない気がする…




顔を赤くしたあたしを満足そうに見つめた祐樹に肩を抱き寄せられながら通路を歩き、部屋に入った。




リビングに入ると祐樹は疲れたというようにソファーにどかりと座り込んだ。

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