第11話
その後二人でパスタを作って夕ご飯を済まし、ソファーでまったりする。
「明日仕事休みだろ?」
「そうだよ」
「新城さんと会わないのか?」
亮太兄がそう口にした時、丁度テーブルの上に置いてあったあたしの携帯が着信を告げた。
携帯をとると相手も見ずに電話に出る。
「もしもし」
『俺』
「祐樹」
『今、お前んとこのマンションの下に来てんだ。出て来いよ』
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