第60話

ムム……

中学生……



ムッとしてあたしも言い返す。



「祐樹さんも大学生に見えない!もっと親父に見えるよ!」



「おやっっ 失礼だな 俺は大人なんだよ。老けてるんじゃねぇ。大人っぽいんだ」





気付くとあたしは敬語を使うのを止めていて、親父な祐樹さんと低レベルな言い合いをしていた。




あんなに危険だと思ってたのに…



このゾクゾクは怖いとか、そういうのじゃない…





「じゃあ地元は違うとこなんだね?」




「ああ、地元は東京。大学でこっちに来てるだけだ。…イズミは?」




「あたしはここが地元だよ。実家なんてここから歩いて10分だし」

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