第59話

「21。イズミは?」



「あたしは16です。じゃあ働いてるんですか?」



イメージ的に、バーテンとかホスト、やってそう…



「いや、学生。近くの大学の4年」




………。




「マジ?」




学生…!?

こんなダークな感じなのに?

昼のキャンパスより、夜の繁華街でしょ?!




驚愕の顔で見つめると、あたしの考えている事が微妙にわかったのか、祐樹さんがムッとした顔で言った。



「なんかしつれーな事考えてんだろ。そういうお前も、下手すりゃ中学生に見えんぞ」

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