第14話
血を見た瞬間、ショックで麻痺していた痛みがぶり返した。
「おいっ!大丈夫か?」
気付くと殴られた男はいなくなっていて、近くには金髪がしゃがみ込んでいた。
「…大丈夫」
文句を言いそうになるのをグッとこらえて、短く返事をした。
「…血でてるぞ」
だれのせいだよⅠ?
苛つきをを隠しもせずに立ち上がろうとすると、もう一人男が近寄って来た。
「…翔、どうした?」
その男は金髪(どうやら翔と言う名前らしい)に話かけた後、あたしを見つけて顔色を変えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます