第23話 屋上の扉前4(とまらない)
とめどなく奥から熱い愛液が溢れてでて、私の腹部はキュンキュンと疼いて。
見下ろしていたはずなのに、私の視界には天井が見える。
背を反らして、冬に向かって胸を突き出してる事を意識すると、乳房の突起から甘い刺激に連動するようにして、硬度を増していく。
チアユニを擦って尖らせていってるって事。
そして、冬に間近で視られているって事。
私の身体って冬の手にかかれば、あっと言う間にこんな風になってしまう。
どれだけ、冬に意地悪されたいんだろう?
答えは分かってるけど……。
私の腰が左右にうねり、冬の膝はチアスカートの内側で上下左右に動き、
膨らんだ秘豆を膝で擦りつけられ、どんどん強くなっていく甘美な刺激に
私の喘ぐ声も、大きくなって、声音は高くなり、この空間を支配していく感じ。
「はっ、はぁっ…ん、あぁぁっ……ぁあああんっ」
冬は膝を交互にして私のソコを刺激してくるけど、秘部に当たっていない方の膝は私の太腿に当ててきて、外側に押し出すように力をいれてくる。
その圧力に逆らわないでいると、勝手に脚が大きく開げられていく。
「瑞稀に証、いっぱい刻まれてる」
やぁぁん、恥ずかしい。
凄い濡れてる。って事だよね。
分かってるよ。止まらないだもん。
勝手に溢れてくるんだもん。
それに、我慢しようとしてないもん。
冬に嬉しそうな声音と口調で言われたら、尚更ね。
冬の肩に置いている手に自然と力が入って、冬の顔に向かって、
胸を更に突き出して。
冬の視線を突起に感じては、ジンジンと乳首が痺れる。
冬の腰の手が上に昇ってきて、チアユニのトップスが、ゆっくりと捲れ上がる感覚も官能的で。
乳首がどんどんと固く尖っていくのが分かるし、これから、ずりあがっていくユニが乳房の上までめくられて、剥き出しの乳房を視られるのも期待してしまう。
カレシになったからと言って、視られるのが恥ずかしくないなんて事はないから。
恥ずかしいけど、気持ちを昂らせる事には変わりはないんだけど。
浅くて荒くて、熱い息を唇から吐き出し、 甘い声を大きく響かせながら、冬から与えられる刺激に酔いしれる。
カレシから私の好きな事をされるのって心が満ちていく。
好きな人から気持ち良くされるって素敵。
期待通りに冬の手はチアユニごと上に昇ってきて、乳房の下まで捲れているのが分かる。
あっ……、もう少し、もう少しで丸見えになっちゃう。
私の喘ぐ声と淫靡な水音を聞きながら、身体全体をくねらせてしまう。
焦らすような動きに翻弄されながら、私は冬の動きを感じ取る。
顔を上にあげたままだから、五感が研ぎ澄まされていく感じ。
何だか目隠しされているような感覚。
すっごくエッチな気分になる。
そして、脳が考える事をやめて、頭の中に霞がかかったようになっていく感じ。
曝け出されている肌は、赤味を帯びているのも分かる。
だって、身体中が熱を発し、熱いから。
チアスカートとトップスしか着てないけど、それでも暑くて、全部脱ぎたい。
乳房の下から、ゆっくりとトップスがあがってきて……。
きっとワザとだろうけど、乳首をチアユニで擦るように上下に揺らしてくる。
固くなっている乳首から意地悪に与えられ、伝わってくる刺激は、さざ波から徐々に波が高くなる感覚。
「あっ、ああぁぁぁっ、んぅ、はっ、ぁあああぁぁぁぁぁっ!」
身体を跳ねさせるけど、冬の膝も吸い付いたように上下に動かしてくる。
乳首と秘豆から送り込まれ続ける甘くて強い刺激が、身体中を支配してきて、
高波からビッグウェーブへと変わる。
大きな波に飲み込まれたと感じた瞬間。
「あっ、ぁあああっ、ダメ、ああああっ……むりっ……ああああぁぁぁぁぁあっ!!」
ポニーテールが大きく揺れて、脱力してクタリ。
また、絶頂を迎えてしまった。
もう私は冬にどこを触られても気持ちいいと感じるはず。
余韻が体内に蓄積されていき、ずっと感度があがったままだと思う。
膝から前に滑り落ち、冬に抱き付いて、浅い息を吐き出しながら
「…ふゆぅ……」
甘える声で名前で名前を呼び、眉をさげて、『何度、イかせる気?』と、
言いたげにウルウルと潤んでいる瞳で冬の顔をみて。
「瑞稀の証、頂きました。まだ、付けて欲しいけど?」
ううっ……。
冬の言葉に、まだまだ意地悪されるらしい事だけは分かった。
冬の身体を私の愛液まみれにされたいの?
していいの?
って言うか、させられるの?
カレシになったばかりだし、冬が良いなら、あたしだって。
って思うけど、それだけ私が気持ちよくなって、淫らになり続けるって事だし。
かなり良い想いを独り占めできるって事でもあるんだけど、なんだろう……。
恥ずかしいし、何よりも、そこまで体力に自信がないって。
寝落ちするまで付き合って貰うから!
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