第14話 放課後の教室5(舌で…)
私は冬の顔を見ないように、横にそむけて赤くなっているはずの耳は隠さないで、教室の前を眺める。
冬が『ドS』なら私は『ドM』でも構わないと無言のアピール。
だけど、ホントは冬って『ソフトS』だと思ってるし、私は自分の事は『ソフトM』だと思ってる。
冬と一緒にいると、『ソフト』にバツ印が必要になるかもだけど。
今日はこんな事ばかり考えている。
エッチな事に興味がある女子の中で、その中でも私は、ある方だとは思っていたけど、冬と一緒に何ていうか……色々と開花させられそうで、開発って言うかさ、こういうのって調教って言うのかな?
エッチ過ぎる女の子なんだと意識させられてる気分なんだよね。
うん、やっぱり冬のせいだ。
冬は教室をグルリと見渡して、少しだけ廊下の様子を伺うように視線は教室のドアに向かっている。
『その視線は私に向けてよ』
って、思いながらも冬が何故、廊下を気にするのかに気が付いた。
開いたままの窓。
その窓に向かってあれだけ大きな声で鳴いた私。
そんなの聞いたら、誰かが探しにきてもおかしくないもんね。
途端に、窓の事が気になって、次の冬の行動も気になる。
視線を私の方に戻してくると、私の隣に立ち首筋に付いているはずの刻印を見つめてきて、満足そうな顔をするのが、嬉しくなる。
隣にしゃがみ込んで、顔を耳元に寄せてくるだけで、ドキドキしてしまう。
「瑞稀の弱い場所は、色々と分かったよ」
唐突な宣言を囁いてくる冬の吐息が耳にかかり、ピクと肩を竦めながら、少し遅れて
「……うん」
恥ずかしくて、短く答えると
「まだ飯は無理だろ?」
分かってるとばかりの尋ね方が、増々私の羞恥心を煽ってくる。
冬じゃなければ、少し休もうかって意味になるのだろうけど。
冬の場合は、まだ身体を火照らせてるよね? もっと触って火照りを鎮めないとって意味で言っている事は分かる。
開いている脚の膝をくっつけるように、内股にして閉じようとしては、外へと開くを繰り返しながら
「うん」
これから何かされるんだよね。と、ばかりに顔を手で隠して、肯定の返事。
冬がふわりとした柔らかい笑みを浮べて、私の顔を覗き込んできて
「まだ全部を知ったわけじゃないしね。だろ?」
って、またシレっと恥ずかしい事を尋ねてくるんだから。
私の弱い場所を隈なく探すって意味だろうし、今から何かをするよって意味だろうし、何より、まだ弱点あるよね?って事を私に確認するのは、ずるいよ。
でも、やっぱり、冬のずるさは好きで、コクと首を縦に動かして、肯定の意を示す。
窓側に向けている私の身体の正面に移動してきて、私の頭の上に置き、ポンポンと優しく叩いてくる冬。
私は熱っぽい頬を緩めながら、顔を上にあげて、潤んだ瞳で上目遣いに冬の目を見つめる。
束の間、お互いの視線を絡み合わせて見つめ合い、冬はその間も優しく髪を撫でてくれる。
頭から手が離れると、冬はその場でしゃがみ込み、私の細い足首を握ってくる。
そのままグイと上に力をいれてきて、されるがままに踵を椅子の上に誘導させられて、所謂、M字開脚にされてしまう。
しかも、無毛の秘部を剥き出しにして、女の香りを撒き散らしている状態。
こんな姿勢にさせられ、そんな場所を冬の熱い視線が突き刺さるのを感じると、その視線だけで、また果てそうになるくらいに、恥ずかしいのが気持ちよくて。
冬が視ている場所から、愛液が溢れだす様を、間近で視姦されている事に、異様な興奮を覚えてしまう。
「あぁっ……んっあっ……」
口からエッチな声が出てしまう。
開いている脚の間に冬の頭部が見えるし、冬から注がれる視線だけで、いっぱいいっぱいなのに、冬はふーっと秘部にむけて熱い息を吹きかけてくる。
「はぁ……はぁ……んっあんっ……」
こんな恥ずかしいシチュエーションで、そんな事をされれば、知らない感覚と相まって、私の中の何かが弾けそうになる。
「ひくひくしてる」
嬉しそうに実況してくるのも、好みで、恥ずかしいのに、恥ずかしくて堪らないのに、内股にしている足を外側に向けながら
「あんっ……しっ、知らない……んんっ……ああっ」
自らお尻を前にずらして、ソコを押し付ければ、冬の前髪の感触と唇の感触に、身体を反らして
「ば、バカ……んっ……ああっあっ…はぁ……んっ」
その未知の感覚が、堪らなく気持ち良くて、見事に自爆した。
冬に気持ちいいと伝えるように、私の喘ぎ声は大きくなる。
冬の唇から舌が出てきて、チロチロを秘部の内側の輪郭を焦らすように舐めてくるのも、当然だけど知らない感覚。凄く気持ちいい。舌で舐められるのって、こんなにも気持ちいいんだ。
自然と腰がうねり、身体全体で気持ちいいと訴えるように、くねくねぴくぴく動き、私の高い声で喘ぐ声も、浅い息も、熱い息も、全部が「もっと」と伝える。
冬が秘豆を愛液で濡らし、エッチな音を響かせ、舌先をすぼめては私の中に入ってこようとしつつ、秘豆をザラリとした舌で舐め取られ、舌先で突かれて。
快楽に包まれていたからか、気付かなかったけど、いつの間にかブラウスの胸元のボタンは外されていて。
教室を響かせ続ける私の声が、大きくなり、甲高くなっていく。
(こんなの……凄い。もうダメ……いっちゃう。)
我満の限界ですとばかりに冬の髪の毛を掴むと、冬の手がブラウスの胸元から入ってきて、直接に乳首をキュウっと摘まみあげてきた。
それが合図とばかりに
「あっあっあああっああああああああっーっ!」
今日、一番の大きな嬌声を上げ、絶頂を迎えた――。
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