第Ⅰ章 第43話

「分かった。闇の精霊騎士達の対応はこっちで考えておこう。二人を精霊騎士【フェアリーナイト】の本部に連れて行ってあげて、後は一通りの説明も頼んだ。それが終わったら寮に返して良いからね」

アーサーはそう言った。


「じゃあ、行こうか、沙織ちゃんに優音君」

シャルロットさんは、私と優音を有る場所に案内した。


「ここが、精霊騎士【フェアリーナイト】の本部ですか?」

私がそう聞くと、「ええ。ここが精霊騎士【フェアリーナイト】の本部よ。ここでは、精霊を保護したり、闇の精霊騎士団の討伐が主な仕事なのよ。それとこれを二人に支給しておくわね」

そう言い、シャルロットさんが私と優音に渡したのは、エンブレムだった。


「これは、精霊騎士【フェアリーナイト】のメンバーである証。これが有れば、対応も処遇も変わるわ。大事な物だから失くさないでね」

シャーロットさんはそう答えた。


「分かりました」

私はそう言い、制服に付けた。


「当分の仕事は、この学園での違反者や侵入者の取締が主ね」

シャルロットさんはそう言った。


「それじゃあ、ご苦労様。今日の用事は終わったわ。明日から定期的に生徒会に来て欲しいわ。暫くは精霊祭の事で忙しくなると思うから覚悟して置いてね?」

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