第Ⅰ章 第41話

「そうだね。今年も私も、アーサーもエントリーするからね」

そう言ったのは、シャルロットさんだった。


「そうなんですね」

私はそう答えた。


「はい。沙織様と優音様は、エントリーなされるのですか?」

そう聞いたのは、カリバーンだった。


「俺は、遠慮しておくけれど、沙織は?」

カリバーンの質問に即答した優音はそう答えた。「私は、エントリーする積りでいるわ」

私はそう答えた。「そうか・・・」

優音はそう答えた。


「さて、話を戻そう。姫宮さんも烏丸さんも今日から私達と同じ生徒会と精霊騎士【フェアリーナイト】の所属になったけれど、二人には、学園内での精霊の使役の監視の仕事を任せたいと思っている。構わないかい?」

アーサーさんはそう聞いた。「はい、構いません。ですが・・・一つ、お聞きしても構いませんか?生徒会長」

私はアーサーさんにそう聞いた。


「構えわないけれど」

アーサーさんは、私にそう聞いた。


「では、お聞きしますが・・・私が昨日、精霊を使役した事は異例です。それに、生徒会長もご存知だと思いますが、この学園は強力な魔法で守られている筈です。


でも、闇の精霊騎士達は、その魔法を打ち破り侵入した可能性はあります。強力な魔法を破られない限り、私と優音の仕事も有りませんよね?


それよりももっと別の事を調べる為に時間を割きたいと思っています」

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