第I章 第24話
「私は・・・黒瀬紫(ゆかり)・・・。この子達は、私と契約しているダークとミヤ」
「私は黒瀬光。紫の双子の姉で、フェアリネス学園の1年生。この子達は私と契約しているヴァルキリーとジャンヌよ」
光と呼ばれた少女はそう答えた。
「私の事は知っていると思うけど改めて、私はフェアリネス学園の1年・姫宮沙織です。この子達はアオトとウィンです」
自己紹介して貰ったので、私も自己紹介をした。
すると「姫宮・・・?もしかして、詩織さんの妹さんですか?」
そう聞いて来たのは、シャルロットと自己紹介した女性だった。「・・・ええ、詩織は私の姉の名前です」
私はそう答えた。
「だから、アオトとウィンとも契約したんだね」
何かに納得した様なシャルロットはそう言った。私も幼い頃、姫宮の実家と色々とあった際に一番、長く私の傍に居たのはアオトだった。
「そうですね」
私はそう答えるしかなかった。
「そろそろ、昼休みも終わるから、放課後に優音君も連れ居てここにおいで」
アーサーはそう言った。どうやら、それは決定事項らしい。
「分かりました、それでは失礼致します」
私はそう言い、生徒会室を出て、暫く歩くと「お疲れ、沙織」
不意に私を呼ぶ声が聞こえ、振り返るとそこには、烏丸優音と精霊のアカツキとヤミがいた。
「来てたのね。もしかして、心配で来たの?」
私は、優音に聞いた。
「ああ。それに俺は沙織を守護する守護者だからな」
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