第Ⅰ章 第23話
「流石、話が早くて助かるよ、姫宮さん」
笑顔でそう答えながら、裏ではとんでも無い策士であるアーサーが侮れないなと思った。
「成程。聖王は、私と烏丸優音が生徒会並びに精霊騎士【フェアリーナイト】の所属する事が貴方が望んでいる事ですか」
私は、この実は策士な聖王の考えを口にした。
「そういう事だ」
アーサーは私が思った事を否定しなかった。
「それで、どうだろう、返答を聞かせて貰えないかな?」
アーサーはそう聞いた。
「分かりました。貴方の策略にはまるのは癪に障りますが、所属致します」
否定して、私の周りに関わられるのも面倒で有る為、そう答えた。
「ありがとう。なら、自己紹介をしないとね。私の事は知っていると思うが今一度自己紹介をしよう。私は生徒会会長で、精霊騎士【フェアリーナイト】のリーダーを務めているアーサーだ。この二人は、私が契約している精霊のセイバーとカリバーンだ」
アーサーはそう言った。
「私の番かな。私は生徒会副会長のシャルロット・エインスワーズだ。この二人は私が契約している精霊のレイチェルとミシェルだ」
シャルロットと名乗る女子生徒はそう答えた。
このフェアリネス世界では、騎士一族として名高いエインスワーズ家の人間だ。このフェアリネス世界では、3大名家の一つだ。姫宮、藤堂、エインスワーズ家の3家が、この世界において、有名な家である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます