第Ⅰ章 第12話

「沙織、ウィンの元に行こう」

アオトはそう言った。「そうね」

私はそう答えた。


私は、ウィンの元に戻った。「ウィン、彼女の精霊は?」

私は、ウィンに聞いた。「大丈夫。私の治癒魔法で傷は塞がったから」

ウィンはそう答えた。


「あの・・・助けて頂いてありがとうございます。もしかして、1年の姫宮さんですよね?」

女子生徒はそう聞いた。「ええ、そうよ」

私はそう答えた。


「本当にありがとうございます。桜花の治癒までして頂いて・・・自己紹介が遅くなりました、私は、同じく1年の藤堂楓です。この子は私の精霊の桜花です」

女子生徒ー藤堂楓はそう答えた。「そう。私の名前は姫宮沙織よ。この子はアオト、それとこの子はウィンよ」

私はそう答えた。


「それよりも少し聞いても良いかしら?藤堂さん」

「は、はい・・・。何でしょうか・・?」

「何故、闇の精霊騎士が貴女と貴方の精霊の桜花を襲っていたの?何か心当たりはある?」

私は、彼女にそう聞いた。


「いえ・・・。何も・・・。気付いたら私、囲まれていて・・・。彼等が闇の精霊騎士だと知らなかったので・・・」

藤堂さんはそう答えた。「・・・そう・・・」

私はそう答えた。


「本当にありがとうございました、助けて頂いて」

藤堂さんはそう答えた。


藤堂さんと私は寮に戻った。

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