第Ⅰ章 第6話

この時間のカフェテリアは、生徒と精霊達でごった返している。

このカフェテリアは人間だけじゃなく精霊も使う。精霊は、人間と同じ姿形をしているし、精霊は人間と同じ様に眠り、起き、食事をし、人間と同じ生活を送っている。


「じゃあ、先にお昼買ってからにしようか」

私はそう言った。「うん」

沙羅はそう答えた。


私は自分の昼と飲み物、アオトとウィンのお昼を買った。会計は、私達の学生書で払った。桜、沙羅、優音もそれぞれ買い物を済ませた。

私達は空いていたカフェテリアの席に座って、お昼を食べ始めた。


「ご馳走様でした」

私はそう言った。



昼食を済ませ、私達は、午後の授業が行われる体育館に向かった。

体育館は、校舎を出て、また別塔にある。


「さて、皆様にはまず、疑似的に生成されたこのエネミーと戦って頂きます。その後、騎士同士の手合わせをしてください。・・・では、初めて下さい」

高橋先生はそう言った。


「アオト」

私は、アオトに目配せをした。


「ああ。《双蒼なる水よ、双蒼なる氷よ、我が名において真の姿を示さん》」

アオトは詠唱をし、次の瞬間、アオトは、精霊の姿から、二刀の剣に姿を変えた。


「じゃあ、行こうか。・・・白銀に染まれ・・・銀世界【シルバー】」

私は魔法の詠唱をしながら、私は二刀の剣を床に突き刺した。次の瞬間、私の周辺を氷の世界に変えた。

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