第39話

『…~♪♪』



朝になり、ユミカの携帯アラームで私達は目覚めた。

結局盛り上がり過ぎて興奮しすぎて…昨日というか、今朝まで起きてて、寝たのは多分朝5時くらい。



「紗織、くー、おはよっ!」



三人のお泊り会明けの朝は、毎回決まってユミカが最初に目を覚ます。今は8時。



「ふぁあ…、おはよー…」



私もくーちゃんも、基本的に朝は強くない。



「ほらほらっ!起きて起きて。最近出来た、駅の中の気になってたあのお店にランチしに行くって言ってたじゃんっ」


「あー…、うーん」



私はまだましだけど、くーちゃんはいつも起きてから一時間はボーっとして、何もできない感じ。



「くーちゃんは起きてから動きだすまでに時間かかるからなぁー」


「私からしたら、紗織の化粧やなんかの準備だって長すぎだからっ。私なんて起きて三十分で出掛けられるよ」


「私には無理無理ーっ!」



わいわいやりながら、ちょっとずつお出かけの準備をする。

そしてみんなの準備が出来て、くーちゃんの目がばっちり覚めて、やっと出発だ。


久し振りだったけど、いつも通り楽しかったね。


ぶらぶらと買い物して、最後に駅の中の人気のカフェレストランでランチして…いよいよ二人が帰る時間になった。

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