第6話
そっか、出会って八年半、付き合ってから二年になるのか。早いなぁ。
時は経ったけど、私達は相変わらずの仲良し。
いつも一緒にバカばっかりやったり、冗談ばかり言ってたり。
それでいて真面目な相談や、固い話しなんかでも深く語り合える、最高のバランス。
離れすぎず、近づきすぎずの、お互いにとっての恋愛の距離感が一緒…ってのもいいね。
こんな感じのバランスで、十年後も二十年後も…ずっとずっと一緒にいれたらいいな。
付き合ってから二年というのも皆には長いと言われるけど、出会ってから八年以上…という話をすると、かなり驚かれる。
『よく飽きないねー』とか、『幼なじみに近い関係だよね!?よく付き合ったねー!!』とか。
…そう、この恋の始まりは…私達が高二になった頃からだと思う。
…多分その頃から、だんだんとお互いが相手を意識し始め、そしてお互い少しずつ好きになっていったんだ…
マンガやドラマだったりしたら、そんな感情を持った時には相手に好きな人がいたりするのだろうけど…
私達の場合には、そんな展開はなかった。
告白は光希の方からだったね。
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