「はい、なんでも聞いてください」

何が起きているのか。

その答え…というか、ヒントになるようなことがあるかも知れないから。

「うん、ありがとな。あ、直球で聞くけどさ、俺、キミと以前に付き合ってたとかそんな事はないよね？」

「んー？…なるほど。そうだとすれば辻褄が合いますもんね。…でもそれはないですよ。私達、付き合うどころか知り合いですらなかったし、会うのは今日で三回目です」

「そっか……」

…そして、しばらく沈黙。

偶然とは言えないほどに、私の事をなんでそこまで知っていたのか。

それは翔瑠さんにしか分からない。

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