第76話
「……もうひとつ」
「え?」
やっとの思いで言葉になった。そんな感じ。
「…もうひとつ、あるんだ」
あぁそっか。確かにその子の特徴は、二つあるって言っていた。
もし、そこまで当っちゃったら、どうしていいか分からないかも。
でも、もうそんな事なんてないと思う。
だって、私は他に目立った傷とか体には無いし、特に変わった身体的特徴ってのも無いと思うから。
「いいですよ。こうなったら最後まで付き合います。まぁ見せれる範囲内でしたら…ですけど、確認させてあげますよ」
なんだかドキドキしてきた。
次も当たるなんてありえない。
誰も解らないような、超難問クイズの解答発表直前。
自分の答えが違うって分かってても、当たるはずのない解答が発表されるまでのドキドキ感っていうのかな。
ついにその時はきた。
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