第66話
席に着き、メニューを見ていると…
控室や厨房にいたバイト仲間らが入れ替わり立ち替わり、私達を覗きにきていた。
私は奥のソファー側に座り、翔瑠さんは私の正面…通路に背を向ける形で座っていたので、仲間たちのやり取りは翔瑠さんには見えない感じ。
クリスマスだからか、お客さんはほとんどいない。
そんな状況だし、翔瑠さんから見えないのをいいことに、みんな『グッジョブ!』みたいなポーズや、驚きのジェスチャー、頑張れよーって感じのサインを送ってくれている。
まー私も逆の立場だったらきっとしちゃうから、文句を言える立場ではないんだけどね。
多分仲が悪かったりしたらこんなこともされないよなーなんて考えたら、少し嬉しくなった。
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