第63話
今日は12月25日、クリスマスだ。
いつもの見慣れたバイト先だけに、ここで待ち合わせるのは何だか不思議な感じがするんだけど。
今は…18時45分になったところ。
風は吹いていないけど、頬を突き刺すような寒さで吐く息は白いよー。
クリスマスだからか行き交う人もまばらだし、もうすぐ19時になるとは思えない感じがするなぁ。
年末のバタバタとした賑わいは、昨日と今日は少しお休みしているみたい。
約束の時間の10分前になった頃。
ぐるぐると巻いたマフラー、ショート丈のダッフルコート。
あったかそうな格好で、翔瑠さんはポケットに手を入れ、肩をすぼめて歩いてきた。
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