第60話
『おお!マジで!?』
驚く翔瑠さん。
調子に乗って、勢いに乗って私
は続けた。
『昨日は思い出せなかったんですけど』
『今年の始めに助けてくれた、あの日から』
『ずっとずっと…』
言っちゃったよ!言っちゃった!
いつもこういう場面では、曖昧でうやむやな返事ばかりしてて、そのせいで何度も何度もチャンスを逃しまくってきた。
今日の私は違うぞーっ!
人間は学習するのだーっ!
『あのさ』
『なんかごめんな』
…ん?あれれ?
『気になってたってのは』
『揉めてるみたいで、やばいかなーって』
『なんかありそうだって思ったって』
『そういう意味』
えーーー!?うそーーーっ!
…やらかしたよぉ……。
…教訓……。
人の話はきちんと最後まで聞かないといけません。
勘違いして先走り、完全に撃沈ムードになってしまった私。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます