第47話

昨夜の出来事。

翔瑠さんとの再会。


私がちゃんと覚えていたならば、きっと素敵な再会、運命の出逢い…なんてことになっていたのかもしれない。


そのチャンスを逃した私。

ホントに呪ってやりたいよ…。



あ、そうだ。彼氏とデート中かもしれないけど、璃咲に電話してみよう。

まぁ5コールくらいして出なかったら諦めようかな。



…~♪♪



「はーい、綾音、どしたー?」



おおっ!予想に反してすぐに出た!

午前中だし、彼氏とはまだ逢ってなかったのかな?



「璃咲ー!報告報告ーっ!昨日助けてくれた人いたじゃん?今朝になってなんだけど、思い出したんだ!」


「へー!?気のせいじゃなくて、本当に知ってたんだ!で、なになに?誰だったのー??」


「あれさー、なんとなんと…あの、痴漢を捕まえてくれた人だったの!間違いないよ!」


「え?すごくない?なんなんそれ!?偶然とかの枠を超えてるよ!?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る