第48話

「だよね!?…でもさ、昨日は連絡先とか聞かなかったじゃん?だから…きっともう逢えないよ。ドラマみたいな再会だったのになー」


「あーそっか。私が止めちゃったもんね。ごめんごめん」


「まぁさ、運命の糸ってのが繋がってたりするなら、きっとまた逢えるはずだから…って思うようにしたの」




………あれ?

ちょっと寒いこと言っちゃったかな?

なぜか璃咲は黙ってしまった。


それから妙な間がしばらくあり、『おーい』って言おうとした、その直前。



「綾音ー、運命とかに任せるのもいいけどさ、もっと現実見なさいよ。そんなあなたに、私からのクリスマスプレゼントがあります!」



え?なになに?流された?



「綾音、ちょっとしたら送るから、お楽しみに」



ちょっとしたら送るってなんだろう?

今から送ったら、クリスマスは過ぎちゃうんじゃない?

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