第40話
思いっきり掴んでいた両肩の手をぱっと離し、おっきな男性は男たちを睨みながら言う。
「あ、そうそう、先に手を出したのはそっちだろうから、このコらを逆恨みとかしちゃあダメだからな?文句があるなら俺んとこ来いよ」
そう言い終えて、私達の方をちらっと見た。
…と、その時、肩を掴まれていた方ではない男が一歩踏み出し、拳を上げ、後ろから襲いかかろうとしている!
「わーっ!」
私達がそれを認識して絶叫した瞬間には、おっきな体の男性は既に反応していた。
殴りかかってきた相手の拳をぱっと掴み、そして力いっぱいぐっと握ったようだ。
「うぐぐぐぅっ!!!」
「なーなーそういうのはいらないから。物わかりの悪い子にはお仕置きしちゃうけど、いいのか?なあ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます