第33話

今日は12月23日、金曜日。

世間はすっかり年末モード。

あぁ、2033年もあと少しで終わるんだなぁ。早い早い。



「綾音ーっ。明日はいよいよクリスマスイブだよ。予定は?」


「うっ!知ってるくせに…。いいもん、家族と過ごすクリスマスイブだって貴重なんだからね」



璃咲は彼氏持ちで、明日と明後日は彼氏と旅行に行くらしい。

そして彼氏のいない私は、もちろん特に予定はない。


羨ましいなぁーっ。


バイト先はクリスマスや年末年始といった時期は時給アップがあるんだけど、出るのはかっこ悪いから、土日だけど明日と明後日はお休みにしてもらったんだ。

去年までは毎年ほとんど出てたし、今年は学生最後の年だもん。

今回くらいはいいよね。


まぁもともとバイトも以前よりはゆるい感じにしてもらっていたから、休んでも特に問題はないみたいなんだけど。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る