第34話

年末も近く、クリスマスイブ前日の街は賑わっていて、浮き足立った人達の笑い声がこだまする。


まぁ浮足立つのは私も同じ。

恋人との甘ぁーいひと時…ではないけれど、今日は大好きな璃咲とのクリスマス・イブイブデート。


いつもよりも少し高めのご飯を食べて、カラオケに行って、ちょっとお酒なんか飲んだりしてね。

お互いお酒は嫌いじゃないけど、大好きでもない程度。

お酒自体より、場の雰囲気や飲む相手が重要なんだよねー。


プチ飲み会的なカラオケで、普段は出さないような大声で歌って笑いまくったから、声は枯れかけて腹筋が痛いよー。

まぁ歌ってる時間よりもしゃべってる時間の方が断然多かったよね。


二人っきりとはいえめちゃくちゃ盛り上がって楽しかったんだけど、終電ギリギリにはなりたくなかったから、私達は22時ちょうどに店を出ることにした。

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