第三章◇再開

第32話

時間が止まる…。

そんな悪夢のような出来事も、それの二回目を最後に何も起きなくなっていた。


念の為…という事もあり、病院で精密検査も受けたけど、何の異常も見つからなかった。


病気とかじゃないなら、一体あれは何だったんだろう。

あれからずーっとずっと考え尽くしてきたけど、答えは全く出ないんだ。


もう開き直って、気にはなるけど気にしないようにすることにしよう。うんうん、そうしよう。



そして結局は何が良かったのか分からないんだけど、それ以降は何事もなく、いつもの平穏な日々というのが続いていった。

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