第Ⅱ章 第14話

「これは・・・。やはり佐藤夫妻を殺したのは、佐藤希望か・・・?だが、この『教授』と言う人物とは一体?」

真壁さんはそう呟いた。


「さぁ、それは分からない」

恭哉はそう答えた。


恭哉は佐藤希望の日記に書き記された佐藤希望と日記に書き記された謎の『教授』とのやり取りをスマートフォンで写真に残した。


「さて、ここはもう良いだろう。他に何も情報は無さそうだな。笹塚さんに会わせて貰えないか?真琴」

恭哉はそう言った。「分かったよ、案内するよ」

真壁さんはそう言った。


私と恭哉は、佐藤家を後にすると真壁さんが運転するパトカーで向かったのは、別の大きな病院・笹塚総合病院だった。


パトカーを降りると、私と恭哉は真壁さんに付いて行き、案内された場所には一人のナースが居た。


「こんにちは、笹塚さん、今朝はありがとうございました」

真壁さんは笹塚さんに声を掛けた。「あ、今朝の刑事さん。如何したんですか?また、私に聞きたい事でも?」

笹塚さんは真壁さんにそう尋ねた。


「初めまして、貴女が笹塚碧葉さんですね?私は警視庁捜査一課の刑事を務めています、逢坂優姫と申します」

私は笹塚さんに自己紹介をした。


「同じく警視庁捜査一課の刑事を務めています、霧島恭哉と申します」

恭哉も笹塚さんに自己紹介をした。

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