第Ⅰ章 第11話
恭哉と私は警視庁捜査一課のオフィスを出て、私は恭哉に案内され、パトカーで厚労省に向かった。
私と恭哉は、厚労省の麻薬取締部捜査課に入ると、「あれ、恭哉、久し振りだな?お前が逢いに来たのは紫桜か?」
そう聞いたのはシャツを着た見慣れない男の人だ。
「久し振りだな、愛司。ああ、紫桜を呼んでくれないか?」
恭哉はそう聞いた。「分かった」
謎の男はそう言った。
「あの人は誰?紫桜さんて・・・?」
私は恭哉にそう聞いた。
「ああ。あの男は、神宮寺愛司だ。あいつは元・警視庁捜査一課の元刑事だ。今はここの麻薬取締部捜査課の捜査官だ。それで、紫桜は、ここの麻薬取締部捜査課の課長・京極紫桜の事だ」
恭哉はそう答えた。
すると「お久し振りです、恭哉さん。こうしてお逢いするのは久々ですね。恭哉さんのご活躍は風の噂で聞いておりますよ」
そう言い、そこに現れた男は、恭哉よりも背の低い髪の長い男だった。
「久々だな、紫桜。そうか・・・」
恭哉はそう答えた。
「それで、こちらの女性は?」
紫桜と呼ばれた男性はそう聞いた。
「彼女は、警視庁捜査一課の刑事・逢坂優姫さん。逢坂と言えば、大体、分かると思うが・・・」
恭哉はそう言った。
「確かに・・・。彼女は優さんの娘さんだったか・・・」
紫桜さんはそう答えた。
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