序章Ⅱ

「・・・・そうか・・・。なら、俺は何も言わないが」

謎の男にそう答えられ、鳴海はそう答えた。


「では、鳴海さんと穂高さんを外に出しますね」

謎の男はそう答えると、謎の男は、慣れた手付きで、独居房に収容されてた鳴海優雅、穂高誠一郎の脱獄の手引きをした。


「それで、ここから如何する気だ?」

鳴海は謎の男に聞いた。「付いて来て下さい。ここを出れば、私を手助けした組織の人と合流する手筈になっています」

謎の男はそう言った。


「そうか・・・。だが、その前に、お前の名前を聞かせろ。素性の知らない男には従うつもりは無い」

鳴海は謎の男にそう答えた。


「そうでしたね。私の名前は、月島悟と申します。私は黒峰弁護士事務所で事務員をしておりましす。また、大学で教授をしています。以後、お見知りおきを」

謎の男ー月島悟はそう答えた。


「お前を寄越したのは黒峰組か?」

鳴海は男にそう聞いた。「ええ。黒峰さんに頼まれたので・・・では行きましょう」

月島は、そう言い、鳴海と穂高を脱獄させて東京拘置所から脱獄させた。

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