43話

「そうですね。まずは、黒崎さんが殺されたのは、昨夜の深夜0時~2時の時間帯です。その時間、藤木さんは何処に居ましたか?」

私はそう聞いた。


「そうですね。実は、俺は、事件が有った前から熱を出して休んでいたんですよ。なので、実は事件の事も知らなくて・・・。その日は一日、休んでいたんです。


その時間帯なら、俺はその日、昼から眠っていて、0時に目が覚めたんです。その後に水分を取った後に寝ました」

藤木さんはそう答えた。


「そうですか・・・。それで、裕也さんの事で話をお尋ねしてもいいでしょうか?」

霧島はそう聞いた。


「ええ。構いませんが・・・」

藤木さんはそう答えた。


「では早速、藤木さんは、裕也さんが暴力的な人だと言う事はご存知でしたか?」

私は藤木さんにそう聞いた。


「ええ、知って居ました。それに黒崎さんや雪代さんとは高校が一緒だったので、良く、相談に乗って居ました。


・・・でも、裕也は昔から性格に難があるやつだったので、付き合う俺もかなり大変でした」

藤木さんはそう答えた。


「そうですか・・・。裕也さんとは、最近、お逢いしましたか?」

私は藤木さんに聞いた。


「ええ。三日前に逢いました。その時は、会社で逢いましたし、仕事、終わりに、二人で飲みに行きました」

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