第33話

私は深雪さんの病室を後にし、病院の受付まで戻るとそこには、霧島と御影先生の姿があった。


「お疲れ様です、先輩に万里。そちらはどうでしたか?」

霧島は私に聞いた。


「ええ。少し、話を聞けたわ。霧島の方は?」

私は霧島にそう聞いた。


「俺の方も多少は分かりましたよ」

霧島は私にそう答えた。


「そう。そろそろ、一度戻って報告しなければならないわね。報告するべき事が多いけれど・・・」

私はそう言った。「そうですね」

霧島はそう答えた。



「間島先生、御影先生もご協力ありがとうございました」

私はそうお礼を述べた。


「お礼なんて良いよ。僕も蓮君も優姫ちゃんと恭哉君の力になれて良かったよ」

間島先生はそう言った。


「ああ、俺も気にしていない。万里の言う通りだしな」

御影先生はそう答えた。


「万里に蓮、手伝ってくれてありがとう。そろそろ行くよ」

霧島もそう言った。


「いいよ。僕も蓮君も恭哉君に逢えたからね」

間島先生はそう答えた。


「ああ。俺も、万里や蓮に逢えて良かったからな」

そう霧島は言った。


私と霧島は病院を後にし、警視庁へと戻った。


警視庁に戻り、パトカーから降り、警視庁の捜査一課に戻る途中、「やっと帰って来たのね?優姫」

私に声を掛けて来た女性がいる。その女性は、私の一番知っている人だった。

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