第15話
「お待たせ致しました。私がこの代理店の代表の古賀葵と申します」
女性ー古賀葵と呼ばれた女性はそう言った。
「初めまして、警視庁捜査一課の刑事・逢坂優姫です」
「同じく、警視庁捜査一課の刑事・霧島恭哉です」
私と霧島は、古賀さんに警察手帳を見せつつ、そう、挨拶をした。
「刑事さんですか・・。先程もお聞きましたので、ここではお話しにくいのでこちらへどうぞ」
古賀さんはそう言い。私と霧島を会議室に案内してくれた。
「それで、お話とは、黒崎さんの事ですよね?」
古賀さんは私にそう聞いた。
「ええ。黒崎さんが殺害された件でお話を聞きに来ました。古賀さん、昨晩の0時~2時の間、貴女は何処に居ましたか?」
私は古賀さんにそう聞いた。
「・・・そうですね。昨日は、今日の仕事の整理をする為に、社員には11時に会社を出る様に言いました。それからは私、一人でオフィスで1時近くまでお仕事をして、ここを出たのは、2時前でしたね。一人なので、アリバイは立証は出来ませんが、会社の廊下やオフィスに防犯カメラが有るので、そちらを確認して頂ければ私が言った事は立証出来ると思いますよ?」
古賀さんはそう答えた。
「分かりました。
では後程、そちらの防犯カメラの映像をこちらに証拠として提出して頂けますか?」
「ええ、構いませんよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます