第13話
悲痛なまでのラインのやり取り、自分を犠牲にしようとしてまで犯人の逮捕を望む幼馴染の少女。
今まで私は色んな事件の解決をさせて来たが、ここまで、誰かを深く傷付けようとする悪意のある犯罪者は、居なかった。
「・・・任せて・・・こんな、大事な友達の為に自分も死んでいいなんて事、刑事の前で言わないで。
大丈夫・・・。貴女達の気持は痛い程分かったわ。必ず、廣瀬さんを止める。貴女にももう手出しなんてさせない。こんなクズで最低な男は捕まえるわ。
このラインのやり取り、捜査で何か使えると思うから写真を撮らせて貰っても良いですか?」
私はそう言った。
「はい、構いません」
雪代さんはそう答えた。
私は許可を貰い、黒崎さんとのラインのやり取りを写真を撮りました。
「お話を聞かせて頂き、ありがとうございました」
私は雪代さんにそう言った。
「いえ・・こちらこそ、お話を聞いて頂き、ありがとうございました」
雪代さんはそう答えた。
私は雪代さんの部屋を後にした。
私は黒崎さんの部屋に戻って来た。
「戻って来たか・・・」
佐々木課長は戻って来た私にそう言った。
「はい、戻りました」
私はそう答えた。
「ああ」
課長はそう答えた。
「課長、それでは、黒崎さんが勤務していた広告代理店の方でも話を聞きに行こうと思います」
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