第8話
「逆に誰かに恨まれたりしたりしませんでしたか?」
私はそう聞くと「うーん・・・これは当てはまるのかよく分からないんですが・・・・その・・・・良く、香恋ちゃんは・・・恋人にしつこくされてて、別れたくたくても別れてくれないって、私にそう愚痴を零していました」
雪代さんはそう答えた。
「その方の名前を教えて頂けませんでしょうか?」
私は雪代さんにそう聞いた。
「は、はい・・・。私と香恋ちゃんが働いている広告代理店の社員である廣瀬裕也さんです」
雪代さんはそう答えた。
「成程。その廣瀬さんと恋人関係だったのが黒崎さんだったんですね」
私はそう聞いた。
「はい・・・。でも・・・実は、香恋ちゃん、私に対して、廣瀬さんの事で色々話を聞いてて・・・。私に助けを求めて来ました」
雪代さんは、私の方を見て、そう答えた。
「そのお話、詳しく聞いても構いませんか・・・?」
私は雪代さんにそう聞いた。
「構いませんが・・・・でも・・・・二つ程、お話するにあたって、条件付きだったら、お話致します」
雪代さんはそう言った。
「分かりました。その条件を聞いても構いませんか?」
私は雪代さんにそう聞いた。
「あの・・・今からお話する事は、もし、廣瀬さんにお話を聞きに行くなら、これからお話したのが、私だってバレない様にして欲しいんです。
もし、私がこの話を刑事さんにしたら「この話を誰から聞いた!?」って刑事さんに物凄い形相で問い詰める可能性があるので」
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